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定電流ダイオード(CRD) その3 壊れる使い方

 

    定電流ダイオード CRD(Current Regulative Diode)の基本的な使い方 その2 はいかがでした?

    しかし、使える方法ばかりではなく、危ないという配線も当然あります。

     

    次は、実際に配線してみようとした場合に起こるかもしれない「壊れる使い方」です。

    実は、こちらの方が現場では有益だったりします。

     

     

     

    (例1)CRDを直列に2個配線した

     

      この場合は、ピンチオフ電流値の低い方のCRDが有効になります。

      例えば、10mAと20mAのCRDを使ったとすると、定電流値は10mAになり、電圧のかなりの部分が10mAのCRDにかかることになります。

      尚、同じ仕様のCRDを直列にした場合は、ピンチオフ電流値が同じなので見た目の変化は少ないかもしれません。

      この配線の結論は、CRD1ケとほとんど状況が変わらないということで無意味な接続となります。

       

      尚、このようにCRDを直列にして使用する方法は耐電圧を増やす目的で行いますが、その場合は同じ仕様のCRDを用いて、かつ個々のCRDと並列にツェナーダイオードを接続しなければなりません。

     

     

    (例2)LEDと並列に接続した

       

      この配線はLEDと並列にCRDを挿入配線しています。

      一見問題なさそうですが、LED D1に流れる電流を制限するものが何もないので、LEDはあっという間に壊れてしまいす。

      また、CRD D2は自分自身で電流を制限しますので電流では壊れませんが、バッテリーV1の電圧が全て印加されてしまいますので、CRD  D2で消費する電力に問題がでてきます。

      もし、消費電力値がCRDの耐えられる値以上だったとすると、LEDと同じように焼けて壊れてしまいます。

     

     

    (例3)極性を逆に配線した

     

      ベテランでもポカミスでやってしまうことのある接続です。

      CRD D2が流したい電流の方向とは逆の向きに接続されています。

      この場合、CRDは普通のダイオードと違い逆方向の電流は阻止してくれません。

      CRDの仕様を見ると、普通のダイオードと異なり、逆方向にも電流が流れます。

      そして、その電流は数十mA程度しか耐えられません。

      つまり、逆方向の接続では定電流機能が発揮できないため、CRD D2かLEDが壊れてしまう可能性が高くなります。

       

      ちなみに、上記では壊れやすくなりますが、2ケのCRDをお互い逆方向に接続すると、両方向で定電流化することができます。

      逆方向になっているCRDが壊れる電流以下に定電流化するわけです。

      こういう使い方は、交流を電源として使用する場合よく用いられます。

       

     

    (例4)電流を増やしたくてCRDを多数並列接続した

     

      これは、CRDの使い方の一つで良く取り上げられている方法です。

      では、何が問題になるのでしょうか。

      問題となりやすいのは、実は発熱です。

      CRD 1ケあたりの発熱量は少なくとも、それが何ケも集まると大きな発熱になります。

      CRDも抵抗と同じく 電圧x電流分 の発熱はしますので、CRDをテープ等でぐるぐるまとめているような場合や、狭い空間におしこめている場合は、熱が逃げにくいため温度がどんどん上がっていきやすくなります。

      推奨されている方法といえども、注意が必要です。

     

     

     (例5)真夏の閉め切った車室内で使った

      車好きの方は車室内にイルミネーションLEDを設置したりすることが多いのではないでしょうか。

      腕に自信のある?方は、気に入ったLEDを自作で配線してデコレーションした時に思わぬ落とし穴にはまることがあります。

      「基本に従ってきちんとLEDとCRDを配線した。さぁ車室内に設置して今日の夜に光らせるぞ。でもその前に昼に確認をしなければ・・・・。」

      ちょっと状況が極端かもしれませんが、要は温度が高い(50度以上)状態で通電したというところがポイントです。

      すぐに壊れることはありませんが、通電状態を長く続けるとその日の夜までもたないかもしれませんね・・・・。

       

     

    CRDについて1・2・3と書いてきました。

    ここまでお読みになった方には、お分かりだと思いますが、CRDといえども(?)使うためには最低限の知識が必要ということです。

    「初心者でも簡単」や「これだけでLEDが定電流で光る」などのうたい文句で誰でも出来るというようなことを謳っているいるところも多いのですが、それをそのまま鵜呑みにしてはいけません。

    CRDを使う前に、しっかりと基本を理解しましょう。




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