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電子工作の知恵袋

 
 

 

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オペアンプの基本 その9 

バイアス

 


    9.入力バイアス電流

     

    オペアンプの特性に起因する誤差要因として、入力オフセット電圧の他に入力バイアス電流があります。

    入力バイアス電流の大きさは数百nA程度ですので通常はあまり問題になることはありません。

    しかし、オペアンプ回路の抵抗値が大きくて10Kオーム以上になると、入力バイアス電流の影響を受けてしまう場合があります。

     

     

    9.1.入力バイアス電流の出力への影響

     

    反転増幅器を例にして入力バイアス電流 Iib を回路図に表すと下記のようになります。



    図9−1 を回路計算すると、




    となって、帰還抵抗 R2 が大きいと出力への影響が大きくなってきます。

    例えば、R2 が 100KΩ、Iib が250nA とすると、入力バイアス電流の誤差分は、25mVにもなります。

     

     

    9.2.入力バイアス電流の影響を避ける

     

    図9−2 は入力バイアス電流の影響を避ける回路です。



    図9−2 を回路計算すると、



    となります。

    入力バイアス電流の影響をなくするには、式9−2 の Iib の項をゼロにすればよいので、




    とすればよいことになります。

    式9−3 は R1 と R2 の並列の値を意味します。従って、オペアンプの「+」端子と「−」端子から見た抵抗値を等しくすればよい、と言い換えることもできます。

     

    ここでは非反転増幅器を例にしましたが、反転増幅器と差動増幅器にも同じことが言えます。

    また、入力オフセット電流は「+」「−」両端子の入力バイアス電流の「差」なので補正することはできません。ただ、これらはオペアンプの個体差なので入力オフセット電圧と同じように外部から補正電圧を加えることで補正することは出来ますが、通常はあまり問題になることはないでしょう。



     

     

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