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エンジニアが考える新型コロナウイルス

8割減はどういうレベル? 
 


2020.4.11

1ヶ月収束目標の場合、シミュレーションによると普段の濃厚接触者数が10人/日であれば2人/日まで濃厚接触者数を削減する必要があります。

行政の削減目標値も違う言い方ですが、「8割接触数を減らす」 というように報道されています。

では、どうすれば8割削減できるのでしょうか。

単純に解釈すれば、数分以上の会話 や 肉体的接触を行った相手 の総数を普段1日10人であれば1日2人にするということになります。


1.何人までが家などに引きこもることができるのか


下の表は、独立行政法人 労働政策研究・研修機構 がサイトで公表している2019年の産業別就業者数データからの抜粋です。
URL   https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/chart/html/g0004.html



  全産業 鉱業,採石業,砂利採取業 建設業 製造業 電気・ガス・熱供給・水道業 情報通信業 運輸業,郵便業 卸売業,小売業 金融業,保険業 不動産業,物品賃貸業 学術研究,専門・技術サービス業 宿泊業,飲食サービス業 生活関連サービス業,娯楽業 教育,学習支援業 医療,福祉 複合サービス事業 サービス業(他に分類されないもの) 公務(他に分類されるものを除く) 分類不能の産業 第一次産業
注1)
2019年
就業者数
(万人)
6724 2 499 1063 28 229 347 1059 166 129 240 420 242 334 843 54 455 241 149 224



全就業者数は6724万人で、日本の総人口は約125950000人なので、大まかには総人口の53.4%が何らかの形で現在就業していることになります。

また、残り5871万人は非就業者で、主に無職のおじいさん・おばあさん・専業主婦や専業主夫・子供・学生・引きこもり・病人・けが人・他などでしょうか。

さて、ここで就業人口のうち、以下のように分類します。

 @リモートワークできる可能性のある産業人数 3505万人
 A医療・生産や配送・インフラ関係の産業人数 3219万人


Aの産業の20%の人は事務仕事などで引きこもること(リモートワーク)ができると仮定すると、なんとか家に引きこもることが可能な人の人口比率は、

    引きこもり可能な比率 = (5871+3505+3219×0.2)÷12595 = 0.796 = 全人口の約80%


効率や色々な問題などを一切無視して無理やり引きこもり可能な(リモートワーク含む)人は、おおざっぱに言うと日本総人口の約8割まで可能ということになります。
言い方を変えるならば、どう頑張っても最大8割削減までしか実現できないということです。



2.引きこもり後の平均濃厚接触数

引きこもった人の家庭での濃厚接触する人数を平均2人/日と仮定し、残りの職場で働いている人の1日の濃厚接触者数を平均6人/日と仮定すると

    平均濃厚接触者数 = ((5871+3505+3219×0.2)×2+(3219×0.8×6))÷12595 = 2.72人/日

となります。

引きこもりを最大限行って、日本全体で平均すると、1人あたりの濃厚接触者数は約2.72人/日まで減ることになります。



上記計算は、推定の仮定条件もあるので、条件を変えればいくらでも低くしたり多くしたりできますが、2.72人以下の政府目標の2人(=8割削減)はかなり難しいことを要求されているというのは傾向としてわかると思います。

政府は口に出しては言いませんが、要求レベルの実態は海外のような都市封鎖レベルではないでしょうか。

尚、「濃厚接触数の変化(自粛)でどうなるのか?」で2.72人を計算シミュレーションすると、4/7から自粛した場合 新規隔離者数1人/日になるのは5/14、感染者数は5/14時点で9623人となります。




(注意)
記事で述べている考え方や値は、何をやったらどうなるという傾向を把握するための計算シミュレーションです。現状理解の一助としてください。そして、可能ならばご自分でも検証を行いましょう。





 

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